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器を持つ作法と正しいマナー|京料理 本家たん熊が教えるお食事の心得

京料理を心ゆくまで楽しむための「器を持つ作法」

「このお椀は手に持って良いのだろうか」「大きなお皿は置いたまま食べるのが正解か」と、大切なお食事の席で迷われた経験はありませんか。結論から申し上げますと、京料理における器を持つ作法の基本は「手のひらより小さい器は持ち、大きい器は置いたままにする」ことです。

昭和三年(1928年)創業の老舗である「京料理 本家たん熊」では、素材そのままの味を大切にする「もんも」の料理哲学を掲げています。料理の味を最大限に引き立てるためには、器との調和や、それを扱う所作の美しさも欠かせません。正しいマナーを身につけることは、単なる形式ではなく、作り手や食材への敬意を表し、自分自身もリラックスして旬の味覚を堪能するための第一歩といえるでしょう。

【初心者必見】器を持つ・持たないの判断基準チェックリスト

和食の席で迷った際、すぐに確認できる判断基準をまとめました。これらを意識するだけで、接待や顔合わせの場でも自信を持って振る舞えます。

手に持つべき器のリスト

  • お茶碗(飯椀):ご飯をいただく際は必ず手に持ちます。
  • お椀(汁椀):吸物や煮物椀などは、左手でしっかり支えて持ち上げます。
  • 小鉢・小皿:直径15cm(約五寸)以下の小さな器は、手に持って食べるのが基本です。
  • 重箱(一段分):小ぶりな重箱であれば、手に持っていただいても差し支えありません。
  • 醤油皿:手皿(手のひらを受け皿にすること)はマナー違反とされるため、醤油皿を口元まで運びます。

置いておくべき器のリスト

  • 大皿・平皿:お刺身の盛り合わせや焼き物など、手のひらより大きい皿は置いたままにします。
  • 鉢物:深さがあっても、両手で抱えるような大きな鉢は持ち上げません。
  • 重箱(重なっている状態):膳に置かれたままの状態で箸を進めます。
  • 蓋物(大きなもの):器自体が重厚な場合は、無理に持ち上げず、置いたまま蓋だけを外します。

「京料理 本家たん熊」が教える美しい所作の手順

器を扱う際、ただ持ち上げるだけでなく、その過程に心を配ることで、周囲に上品な印象を与えます。ミシュランガイド京都2011で二つ星を獲得した「京料理 本家たん熊」でも大切にしている、基本の動作を確認しましょう。

1. 器を取り上げる際の両手の使い方

器を取り上げる際は、まず両手で器を包むように持ちます。その後、左手に器を乗せ、右手を離して箸を取るという流れが最も美しいとされています。最初から片手でひょいと持ち上げるのは、粗雑な印象を与えてしまうため避けたい動作です。

2. 蓋を開ける際のアクション

お椀の蓋を開けるときは、左手を器の縁に添え、右手で蓋のつまみを持ちます。蓋を時計回りに軽く回すと、蒸気による吸い付きが取れてスムーズに開きます。開けた蓋は、内側の滴を器の中に落としてから、裏返して膳の右側に置きましょう。

3. 食べ終わった後の器の戻し方

食後は、蓋を元の通りに被せるのがマナーです。逆さまにして置く「逆さ蓋」は、器の塗りや絵付けを傷つける恐れがあるため、老舗の道具を大切に扱う観点からも控えるのが賢明です。元の状態に戻すことが「ごちそうさま」の合図となります。

よくある誤解と注意したい「忌み箸」

器の持ち方とセットで覚えておきたいのが、箸の使い方です。良かれと思ってやってしまいがちな動作が、実はマナー違反であることも少なくありません。

手皿(てざら)は上品に見えて実はNG

食べ物が落ちないように左手を添える「手皿」は、一見丁寧に見えますが、和食では避けるべき所作です。もし汁垂れが気になる場合は、懐紙(かいし)を受け皿代わりにするか、小皿を手に持って口元へ運ぶのが正しい作法です。当店の鴨川を望む納涼床など、開放的な席でもこうした細かな配慮が光ります。

器を箸で引き寄せる「寄せ箸」

遠くにある器を取りたいとき、箸を引っ掛けて手前に引き寄せるのは「寄せ箸」という禁じ手です。必ず箸を一度置き、両手で器を自分の近くまで運んでから、改めて箸を持つようにしてください。

特別な日を彩る「京料理 本家たん熊」のおもてなし

作法を意識しすぎて緊張してしまっては、せっかくの料理の味が半減してしまいます。私たち「京料理 本家たん熊」では、お客様がリラックスして最高の一時を過ごせるよう、七つの個室を日々設え替え、季節の花や掛軸でお迎えしております。

例えば、5月から9月にかけての「鴨川納涼床」では、川のせせらぎを聞きながら、旬の鱧(はも)料理を堪能いただけます。こうした情緒あふれる空間では、基本の作法さえ押さえておけば、あとは料理の香りと味わいに身を委ねるだけで十分です。また、高島屋店では60年以上愛される親子丼など、よりカジュアルに老舗の味を楽しめるメニューもご用意しております。ビジネスの接待から、ご両家の顔合わせ、観光の合間の昼食まで、どのようなシーンでも安心してお任せください。

まとめ:美しい所作は最高のお調味料

器を持つ作法の基本は、「手のひらサイズなら持つ、それ以上なら置く」というシンプルなルールに集約されます。この基本を守りつつ、両手で丁寧に扱うことを心がけるだけで、あなたの食事姿は見違えるほど優雅になります。

「京料理 本家たん熊」では、芸妓・舞妓の手配も承っており、京都ならではの伝統文化に触れる機会も提供しています。作法に不安がある場合は、お気軽にスタッフへお尋ねください。お客様が「本物の京料理」を心から楽しめるよう、真心を込めてお手伝いさせていただきます。四季折々の食材が織りなす、その日限りの献立を、ぜひ美しい所作とともにお楽しみください。

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  • 本店に電話で予約する:075-351-1645(接待・会食・顔合わせに)
  • 高島屋店に電話で予約する:075-223-2631(お買い物帰りの昼食に)
  • 納涼床の席を予約する:5月〜9月限定の京の風物詩を特等席で。
  • Googleマップでアクセスを確認する:阪急河原町・京阪祇園四条から徒歩圏内です。